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大切な記憶
5日0:10~NHK総合で放送された
「ヒロシマナガサキ
~白い光 黒い雨 あの夏の記憶~」
を見ました。

日系アメリカ人のドキュメンタリー映像作家、スティーブン・オカザキ氏が、広島、長崎の被爆者へインタビューを行い、被爆の実態を取材したものです。
被爆者のインタビューを主に、原爆投下に関わった元兵士のインタビュー、当時の日本、米軍の映像によって、1945年8月6日、9日に何があったのかが描かれていきます。
(DVDが発売されています。映画公式HPにて作品に関する詳しいことや、ご覧になった方の声など見ることができます。)

4日の22時頃にテレビ欄を見て、目に留まりました。即、見よう、と決めました。
あるブログでこの番組について書かれた記事を読んでいたからです。川村ケンさんというキーボーディストさんのブログです。ケンさんは幅広い知識と深い心、センスあるユーモアをお持ちです。と、自分は思ってます、勝手に(笑)。最も尊敬している人のひとりです。
番組について書かれた記事はこちら→ヒロシマナガサキ。7月31日の記事です。
是非一度読んでみてください。

ヒロシマナガサキ」はNHKBSハイビジョンで、2008年8月7日(木)午後2時から再放送があるそうです。視聴可能な環境にある方は是非。

また、本日8月6日(水)午後8時―8時49分 NHK総合でNHKスペシャル「見過ごされた被爆~残留放射線 63年後の真実~」が放送されるそうです。
原爆投下後に市内に入った「入市被爆者」と呼ばれる人達と原爆症認定をめぐるドキュメンタリーのようです。

見れたらいいなあ。


以下、「ヒロシマナガサキ」を見ての個人的感想。
ケンさんみたいには書けないので拙い文での殴り書きです。そんなんでも読んでやろう、という心の広いお方はどうぞ「More」をクリックしてください。携帯からのお方は下へスクロールを。







渋谷の街の映像。「1945年8月6日に何があったか?」の質問に「知らない」「わからない」「歴史苦手なんで」と答えていく若い人達。そう答える人たちばかりじゃないよ。って、思ってた。きっとドキュメンタリー創るために多くの人にインタビューした中から数人を選んだんだよね。って思ってた。
わからない知らないって答える人ばかりじゃない。でも一人でもそう言う人がいるってことに憤りを感じる。勉強ができるとかできないとか、そういう問題じゃない。この日は忘れていい日じゃないだろ。ってそう思った。でも。
「50人に行った街頭インタビューで、8月6日に何があったか答えられたのは2人だけだった。」(NHKの番組ページより)
んですって。びっくりだ。なんか、えー、ちょっと、どうしよう、なんで?って今でもちょっと動揺してる。きっとサンプルに偏りはあるよね?でもきっとこれも事実で。答えられる人の方が二人だったって、自分はどれだけ憤ればいいんだ。せめて、もっとサンプリングに気を配ったり他の場所でやったりした調査には、これは当てはまらない、と信じたい。

「被爆者の声」って大事で、実体験としてその口から語られることが、そのリアリティが重要だったんだと思う。
『妹の名前を呼ぶことができない。今でも。』
一人一人、その日のこと、その瞬間のこと、忘れられずに生きている。鮮明に記憶に焼ついてる。光も音も感情も匂いも感触も。
どれだけのつらさを抱えて、生きてきたのか。今も、生きているのか。

忘れていいことではないと、「知らない」「わからない」で済ませていいことではないと、どうか、もう一度気づいて。

語ってもらえるなら、語ってもらうべきなんだと思う。このリアリティ、語れる人がいなくなってしまったら、戦争を知らない人達がどんなに叫んでも手を尽くしても、嘘っぱちになってしまう。届かなくなってしまう。そんな気がする。この映画、残っていってくれるといいな。

原爆だけじゃなくて、一人一人に記憶があって、それ、抱えて生きてるんだ。
今度、ばあちゃんと話をしよう。

自分には、涙を流す資格はないと思った。知らないのに、体験してないのに、わかったように涙を流すのは、なにか、違うと思った。でも、泣いてしまう。想像して、怖くて、痛くて、つらくて、悔しくて、悲しくて、 泣いてしまう。見ながら、何度も泣いてしまった。

私は日本人だ。だから、そういう目で見ているのかも知れない。米国の人々のコメントに、その人達の状況も感情も想像する。それでも、って思う。どんな理屈をつけても、私は原爆を肯定できない。

アメリカの教育って、どんななんやろう。彼らは何を想う?
日本の子どもたちは、何を想う?
大人たちは、何を想う?
by azure_sky_music | 2008-08-06 03:57 | 映画 | Trackback(1) | Comments(2)
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Tracked from 青に唄え at 2008-09-26 01:24
タイトル : 今日は
オリンピック一色になりそっすね。 考えるべきことは考えて、楽しむべきところは楽しんで。 きっと今年も数々のドラマが生まれることでしょう。 いい大会だったね。と皆が笑顔で閉幕式を迎えられますように。 Nickさん大切な記憶にコメントありがとうございます。 コメント欄で返信しようとしたら「長いです」と断られました。 字数制限あんのか。ということでこちらで返信です。 ----返信---- コメントありがとうございます。 「歴史」については、国どうしの摩擦を見る度にそ......more
Commented by Nick at 2008-08-07 02:47 x
NHK、見れませんでした…。
でも、「戦争を知らない世代」の一人として、櫂さんの思いに共感することはできました。…いや、できた、と思いたいです。
櫂さんはきっと想像力が豊かなんだとわたしは思います。だから、経験していないことでも、想像して泣かれたのでしょう。

先日の子どもたちの夢の話にも関わってくると思いますが、国によって教育方針はまちまちだと思います。それぞれの国が、自国の都合のいいように歴史を歪め、教えてしまっているところがあるのではないか、とわたしは思います。そしてそれを学んだ子どもたちが「その歴史が正しい」と信じ込み、大人になって他の国の歴史観を知り、それ(他の国の歴史観)を否定している…そんな気がしています。
起こっていることは1つですが、それをどのように見るのかによって解釈がいくつも生まれ、やがてそれらが発展したり歪んだりして、様々な「歴史」が出来上がっている、と思います。(つづく)
Commented by Nick at 2008-08-07 02:48 x
(つづき)今回の広島の原爆のことも。起こったことは1つ。でも、日本側とアメリカ側から見ることによって解釈に差が生まれてしまった…。そんな気がします。もしかしたら、アメリカ人の中には、日本人の「8月6日」に対する考え方を理解できない方がいらっしゃるかもしれません。櫂さんが原爆を肯定できないように。

わたしが原爆についてあれこれ言う資格はないと思っていますが、せめて8月6日に何が起こったのか、ということは覚えておかねばならないことだと思います。大丈夫か、渋谷の若者…
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